脳動脈瘤とは脳血管の一部がコブ状に膨らむ病気です。
この動脈瘤が破裂すると、くも膜下出血になります。
破裂したコブは破裂脳動脈瘤といわれ、破裂していないコブは未破裂脳動脈瘤といいます。
未破裂脳動脈瘤は脳ドックなどで 偶然見つかる事が多く、成人の２.４％で発見されます。

未破裂脳動脈瘤で小さいものは生涯破裂せずに経過する事が多いですが、破裂すると今までに経験した事がない激しい頭痛や意識障害を呈します。
大きな動脈瘤になると片方のまぶたが下がったり、ものが２重に見えたりする症状が出る事があります。
場所によっても破裂しやすい部位とそうでない部位がありますが、一般的に大きな脳動脈瘤ほど破裂しやすく、また、くも膜下出血になった家族（両親や子供）がいる場合は注意が必要です。

脳動脈瘤は個々の症例により適切な治療方針を検討する事が必要ですので専門医に相談しましょう。